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皆さんの健康と医療

平成11年10月号 妻の肝臓病治療(腹膜透析)に協力して
(全2ページ)

妻の肝臓病治療(腹膜透析)に協力して (2ページ目)

健康チャンネル・杉山邦夫さんのお話しから

真っ赤に染まることもあった。びっくりして病院へ行くが、病院で液を出すと、もう赤色は薄くなっている。こうしたことを何回か繰り返し、やがて、これは生理の周期に関係し、出血は少量で心配ないとわかり、一安心した。

日々の暮らしは「袋を提げて赤・白・黄色」という状況だった。お腹から液を出した時、黄色は安心サインだが、白色と赤色は危険サインだ。毎日四回、排液時に「何色か」と一喜一憂した。ツインバック方式になってからは安心で、ドキドキしなくなった。

初期のころは苦労が多かった。透析液を温めるためにバケツに汲んだお湯の中に入れたり、電気ガマを保温状態にして使ったりした。やがて専用の加温器ができ、ショルダーバッグ式も作られて旅行時に便利になった。団体のハワイ旅行が企画・実施されている。
あいにく妻は参加していないが、国内ではあちこち車で行き、好みの尾瀬沼には春夏秋と三回も行った。

長年にわたって腹膜を透析に使ったため、腹膜の機能が徐々に低下してきた。
夜間は体ませるようにしたが、それでもカルシウムが沈着し腹膜硬化症になる恐れが出てきた。
このため昨年の四月から血液透析に移行した。だが腹膜硬化症予防のため、約一年間にわたり一日一回、血液凝固阻止剤のへパリンを入れた透析液で腹腔を洗ってきた。
お風呂に入るには、カテーテルのお腹への入り口に大きな防水カバーを張る。妻は初期に三回腹膜炎を経験したため用心深く、水のきれいな一番風呂にソーッと入ってきた。ようやく今年二月、長い間お世話になったカテーテルが抜け、のぴのぴと浴槽内で体を動かせるようになった。

今ではCAPDを行っているのは約一万人、全透析患者の約五%になった。
私の住むマンションにも主婦が一人いる。科学技術は日進月歩で、CAPDの改良もたゆみなく進み、夜間就寝中に機械が自動的に液の出し入れをしてくれるAPD(自動腹膜透析)も登場してきた。さらなる進歩を願ってやまない。

皆さんの健康を祈ります。 前のページへ